ロレックスの価値、高い理由について
多くの人が知っているロレックスですが、購入のきっかけは年齢や社会人として相応しい時計をつけたいから、ステータス性があるから、モテるからなどなど、さまざまな理由があるかと思います。これらのほかに一定数いらっしゃるのが「ロレックスを投資の目的で購入する」という方です。さて、それはどういった理由からでしょうか?
ロレックスは投資対象と言えるのか?
現行ロレックスにおいて、買取相場が定価を超えるモデルがいくつか存在します。
このように現在、買取り価格が定価を超えているモデルが数多くあり、払った金額よりもリターン大きくなる場合があります。そういった点で、ロレックスを投資対象とみる方がいらっしゃいます。
そこで今回は、買取り価格が定価を超えるほど高騰している、ロレックスの資産価値について掘り下げていきたいと思います。
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目次
ロレックスってどんなブランド?
ロレックスは実用時計の王様
まだ腕時計が広まりだしで、時計全体が高級品だった20世紀初期。腕時計は精度や耐久性が低く、日常使いに向かないものばかりでした。そういった中でロレックスは自社で時計製造をはじめた当初から、精度・実用性をもとめて時計の開発をすすめていました。 1910年には、腕時計として発のスイスクロノメーター認定を獲得。精度の高さはもちろん、防水仕様のオイスターケース、それまでで最も完成度の高い自動巻上げ機構(パーペチュアル)、瞬時にカレンダーが切り替わるデイトジャスト機構といった、ロレックスの独自の発明によって腕時計は現代に通じる実用性を高めていきました。また3時位置に設けたカレンダーや、風防のサイクロップレンズ、クイックチェンジもロレックスが最初であるといわれています。こうした堅牢で、精度・視認性の高い時計を生み出し続けることで、ロレックスは実用時計の頂点として知られるようになっていきます。
広告戦略に長けたブランド
ロレックスは創業当初から広告の重要性を認識していました。 アスリートやレーシングドライバー、山岳探検家の偉業、深海実験、大陸飛行などに自社の製品を伴わせたり 、記念の時計を発表することを、新聞・広告などのメディアで報じ、過酷な環境に耐えられるものであったことを多くの人に知らしめました。ロレックスが製造する時計の高い実用性はメディアを通して証言され、知名度を高めることに成功しました。 現在では時計業界では一般的なマーケティング手法ですが、ロレックスは1世紀近く前から行っており、現在のブランド知名度は他の時計ブランドと一線を画しています。
ロレックスが投資対象に選ばれる理由
なぜロレックスの時計に資産価値があると言われるのか、考えられる理由をいくつかご紹介いたします。
多くの人に認知されており、所有されている。
先のような戦略によって、ロレックスは現代の時計ブランドの中で最も有名と言っても過言ではありません。高級機械式時計業界において世界一需要があり、また中古市場でも人気があります。中古であっても需要があるということは、売却の際に価値が下がりづらいといえます。更に人気モデルにおいては、発売をした日から、買取価格が定価を超える程の時計も存在ます。このように、投資額以上のリターンがあるという点で、一部のモデルは投資対象として見ることができます。
大きなデザイン変更がなく普遍的
好まれる理由は実用性・知名度の他にも、普遍的なデザインがあげられます。大きなデザイン変更をしないことで、流行り廃りなく、過去のモデルにさかのぼって安定した人気を保つことができます。またロレックスとすぐわかる外観もブランディングに貢献しているといえます。
購入価格以上になる時計も…
そして一部のモデルでは、売却価格が購入金額を上回るケースがあります。
価値の落ちにくいロレックス
ここまでにあげた理由から、ロレックスは他のブランドとくらべて価値が落ちにくいブランドということを知っていただけたかと思います。しかしロレックスの時計の中でも、どの程度価値が残るかはシリーズ・モデルによって異なります。多くの腕時計に言えるように、ロレックスであっても、人気の低い時計は中古市場でも買い手がつかないため安くなってしまいます。そして人気のある時計は中古市場でも需要があり価値が残ります。ではどういったロレックスが人気なのでしょうか?大きなくくりでは以下のようなことが言えます。
ステンレス製のモデル
ステンレスは様々なシーンや、ファッションにマッチしやすく、またメンテナンスもしやすい素材です。そのため日本をはじめ多くの国で人気があり、安定した需要があります。
スポーツモデル
ロレックスの中で人気のあるモデルを大きくグルーピングするとスポーツモデルが全般で人気といえます。エクスプローラーのほか、サブマリーナ、ヨットマスター、gmtマスターといった回転ベゼルの付いた時計、デイトナといったクロノグラフが付いた時計などがそれにあたります。 これらのモデルは、 デイトジャストなどのドレスウォッチとくらべて供給が少なく、手に入れることが容易ではありません。
以上のようにスポーツモデルで、ステンレス素材のロレックスは、全体の中で売却時の価値が大きく下がらない時計と言えます。
ロレックスの中でも資産価値が高いモデルは?
価値が残りやすいロレックスの中でも資産価値があるといえるほど、定価に迫る価値を持ち続けたり、定価の何倍もの金額になるモデルが存在します。それらをいくつかご紹介いたします。
超人気シリーズ
ロレックスの中で、唯一シリーズ全般で価値の高い超人気シリーズがあります。それがデイトナです。初期のアンティークから現行品に至るまで高額です。現行品であっても 定価で手に入れることは、他のスポーツモデル以上に困難を極め、新品の並行品・ユーズドであっても定価以上の価格で取引が行われます。前述のように、まさに資産価値の高い時計であるといえます。
ロレックスの値上がりしやすい個体とタイミング
人気モデルの生産終了品、個体数の少ない時計はコレクターなどから人気があり、プレミア価格が付き値上がりする場合があります。とくに新作が出るタイミングなどで、既存のモデルがロレックス公式サイトから削除されると、生産終了(ディスコン)であることが多く、まもなくして値上がりする事はめずらしくありません。デイトナの新旧モデル入れ替えの際は旧モデルの値上がりは顕著です。
ヴィンテージロレックスならオリジナルの状態・またはオリジナルに近い事
各人気シリーズの初期モデルや、アンティーク(ヴィンテージ)ロレックスと言われる古いモデルは、状態が悪いものが多く、パーツも取り替えられている場合が多くあります。 古いだけで貴重ですが、付属品を含めてオリジナルに近いほど価値は更に高まります。
例えば?希少なヴィンテージロレックスのご紹介
ヴィンテージロレックスは、登場時期と貨幣価値が異なるので定価比較は難しいですが、希少な個体は百万円台~数百万円で取引されるものが多くあります。以下のようなレアポイントや、希少モデルが高額で取引されています。
赤いレタリング(赤サブ、赤シード)、ミラーダイヤル、フジツボインデックス、Wネーム、センタースプリット、デイトナのポールニューマン、段落ち、パトリッツィダイヤル、エクスプローラーのブラックアウト、カメレオンなどのスターダイヤル、各シリーズ初期のモデルなどなど
ロレックスは投資額以上のリターンが期待できる
いかがでしたでしょうか? 質実剛健な時計製造と、巧みなメディア戦略で築き上げたブランド資産。そして多くのファンによってロレックスの価値は支えられており、価値を落としにくくしていることがお分かり頂けたかと思います。また価値が落ちにくいだけでなく、買取り相場が定価を超えている時計もご紹介いたしました。
ロレックス全般ではありませんが、一部のモデルには投資額以上にリターンがある。それがロレックスに資産価値があり、投資対象と見る人がいる所以であるといえます。
実はロレックス以外にも、購入価格を超える時計は一部に存在します。もしかするとお手持ちのお時計の買取価格が購入価格を超えるかもしれません。
ご売却をご検討の際にはぜひアンティグランデにご相談ください。
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