ロレックスの買取価格は“保証書・付属品なし”でどうなる？

ロレックスの買取価格と付属品の有無について

時計の買取価格は、様々な要因によって増減します。例えば市場相場、コンディションや為替、買い手の予算・在庫状況、廃盤、付属品の有無など。この中で、さほど影響がないと考えられてしまうのか「付属品の有無」です。

とりわけ、ロレックスなど人気の腕時計となると、買取価格の増減幅は驚く金額になる場合もあります。

保証書の有無は大きな減額に

様々な時計の買取において、付属品の有無は査定額に影響をあたえます。特にロレックスは、一部のモデルにおいて査定額に大きく影響を与える場合があります。

そこで今回はロレックスに焦点をあて、保証書をはじめとした付属品の有無で、ロレックスの買取価格がどれほど変化するのかをご紹介したいと思います。

ロレックス買取価格は、付属品が無いといくら減るか

ロレックスの付属品別に、買取価格への影響が大きいモデルと、影響が小さいモデルを数本づつピックアップいたしました。

保証書(カード)10%～20%減

増減幅が大きいロレックスの例

デイトナ116520

保証書有り:参考買取価格 ～2,000,000円

保証書なし:参考買取価格 ～1,700,000円

グリーンサブ116610LV

保証書有り:参考買取価格 ～1,480,000円

保証書なし:参考買取価格 ～1,270,000円

人気モデルのデイトナ、サブマリーナは、スポーツモデルの中でも保証書の有無でお値段の変動が大きいモデルです。
デイトナ116520（新型116500LNの前モデル）に関しては、生産終了モデルで、高年式のカード保証書が特に貴重です。
グリーンサブはシリーズの中でとても人気が高く、販売価格が高額で新品が手に入れにくい状況です。　年式が新しい分評価されますので、保証書は時計の次に大切なものとなります。

増減幅が小さいロレックスの例

オイスタｰパｰペチュアル 114300

保証書有り:参考買取価格 ～500,000円

保証書なし:参考買取価格 ～450,000円

デイトジャスト 116234

保証書有り:参考買取価格 ～600,000円

保証書なし:参考買取価格 ～540,000円

ロレックスの中でもオイスターパーペチュアル、デイトジャスト系は、男女に人気で需要が高い事はもちろん、製造数（供給）も多いシリーズです。
スポーツモデルに比べると希少性は低く、保証書の有無による減額幅はは低いです。

保証書(紙) 5%～50%減

増減幅が大きいロレックスの例

デイトナ 16520

紙の保証書有り:参考買取価格 ～3,000,000円

紙の保証書なし:参考買取価格 ～1,800,000円

シードゥエラー 1665

紙の保証書有り:参考買取価格 ～3,000,000円

紙の保証書なし:参考買取価格 ～1,700,000円

人気のスポーツモデルですが、特にアンティークともなると時計の年式、コンディションで減額幅は大きく変わります。さらに古いロレックスは付属品を揃ってお持ちの方は稀です。
発売当時の保証書は時計を証明するものとして非常に貴重なもので、アンティークの時計や人気のスポーツモデルの付属品も価値が高い傾向にあります。

増減幅が小さいロレックスの例

チェリーニ 4112

紙の保証書有り:参考買取価格 ～200,000円

紙の保証書なし:参考買取価格 ～180,000円

デイトジャスト 69173

紙の保証書有り:参考買取価格 ～260,000円

紙の保証書なし:参考買取価格 ～230,000円

保証書の紛失によって製造数が多いロレックスでも数万円の減額となっています。
しかし、ここに挙げたチェリーニやデイトジャストは、保証書の有無以上にベルトのコンディションが買取価格に影響します。 まず、チェリーニでは革ベルトが傷んでいる場合。デイトジャストは、ジュビリーブレスがヨレてしまっている場合に大きな減額の要因となります。

取扱説明書 0%～5%減

増減幅が大きいロレックスの例

デイトナ 6263/6265

取扱説明書有り:参考買取価格 プラス10万円前後(オリジナル)

エクスプローラー 1016/1655

取扱説明書有り:参考買取価格 プラス10万円前後(オリジナル)

アンティークの特にスポーツモデルの時計の説明書は非常に貴重です。
しっかりとした状態のお時計も徐々に少なくなっている中、付属品は身に着けたり、 大切に保管しておく概念が薄いのでなくなってしまった方が多くさらに貴重になります。

増減幅が小さいロレックスの例

デイトジャスト 16233/69173

取扱説明書有り:参考買取価格 説明書の有無で変わらない

エアキング 14000/14000M

取扱説明書有り:参考買取価格 説明書の有無で変わらない

オイスターパーペチュアル、デイトジャスト系は時計や付属品も多く出回っており説明書の有無では買取価格は変わりません。

内箱 1%～5%減

増減幅が大きいロレックスの例

デイトナ 6263/6265

内箱有り:プラス3万円前後(オリジナル)

エクスプローラー 1016/1655

内箱有り:プラス3万円前後(オリジナル)

アンティークロレックス、特にスポーツモデルの付属品は非常に貴重です。
一般的には、付属品は身に着けたり大切に保管しておくものと考える方は少ないはずですので、 購入当時ならなおさらです。紛失した、捨ててしまったという方が多く、完品の流通量は年々減っています。

増減幅が小さいロレックスの例

デイトジャスト 16233/69173

内箱の有無で変わらない

エアキング 14000/14000M

内箱の有無で変わらない

無いよりはあった方がいいですが、現状は買取価格に大きな影響はありません。

外箱 1%～5%減

増減幅が大きいロレックスの例

デイトナ 6263/6265

保証書有り:参考買取価格 プラス5万円前後(オリジナル)

エクスプローラー 1016/1655

保証書有り:参考買取価格 プラス5万円前後(オリジナル)

アンティークロレックス、特にスポーツモデルの付属品は非常に貴重です。
一般的には、付属品は身に着けたり大切に保管しておくものと考える方は少ないはずですので、 購入当時ならなおさらです。紛失した、捨ててしまったという方が多く、完品の流通量は年々減っています。

増減幅が小さいロレックスの例

デイトジャスト 16233/69173

内箱の有無で変わらない

エアキング 14000/14000M

内箱の有無で変わらない

無いよりはあった方がいいですが、現状は買取価格に大きな影響はありません。

コンテナケース 1%～5%減

増減幅が大きいロレックスの例

デイトナ116500LN(新品の時計)

ケース有り:参考買取価格 ～1.2万プラスになるかも

サブマリーナ116610LN(新品の時計)

ケース有り:参考買取価格 ～1万位プラスになるかも

コンテナケースも買取価格に影響を与える場合があります。捨てないように保管しておきましょう。

増減幅が小さいロレックスの例

他のモデル全般(中古)

ケース有り:中古時計は値段がプラスにならない

無いよりはあった方がいいですが、現状は買取価格に影響はありません。

ブレス調性コマ 1%～10%減

増減幅が大きいロレックスの例

デイトナ116508や116509

コマ有り:コマの数にもよるが10万円前後変わる場合も有る

デイトジャスト 116233

コマ有り:コマの数にもよるが10万円前後変わる場合も有る

素材に金が使われているモデルは、コマだけでも価値があります。1コマの違いだけでも買取価格が変わってきます。

増減幅が小さいロレックスの例

デイトジャスト 16234や16220

コマ有り:コマの数にもよるが1万円前後変わる場合も有る

流通量の多ステンレス製モデルのコマは、他モデルのパーツ流用が出来る場合があり、コマの数で買取価格は変わらない事もあります。

タグ 0%～5%減

増減幅が大きいロレックスの例

デイトナ 6263/6265

タグ有り:プラス5万円前後

エクスプローラー 1016/1655

タグ有り:プラス5万円前後

アンティークロレックス、特にスポーツモデルの付属品は非常に貴重です。
付属品は身に着ける物ではないので、一般的には大切に保管しておくものと考える方は少ないはずですので、購入当時ならなおさらです。 紛失した、捨ててしまったという方が多く、完品の流通量は年々減っています。

増減幅が小さいロレックスの例

デイトジャスト 16233/69173

タグの有無で変わらない

エアキング 14000/14000M

タグの有無で変わらない

無いよりはあった方がいいですが、現状は買取価格に大きな影響はありません。

人気のロレックスほど、買取では付属品が重要

いかがでしたでしょうか？
買取価格に対して、付属品の有無が大きく影響する時計は人気の高いスポーツモデル。そして、最も買取価格に影響を与える付属品は保証書でした。 ロレックスの買取では、スポーツモデルなど人気の高いモデルほど、保証書を含めた付属品の存在が重要となります。

こうしたスポーツモデルは、デイトジャストやチェリーニと比べて製造数が少く、現行品を正規店で買う事すら難しくなっています。中古も人気で、現金化した際も大きく価値を落としません。
二次流通したロレックスを購入する方も、リセールを意識して「いつか良い状態にと換金できるように」と、状態が良く付属品がそろった時計を購入したいのではないでしょうか。

また保証書は本物と証明するためのもので、かつ説明書や箱のように代用品がありません。よってロレックスの付属品の中でも価値があり、買取価格に大きな影響を与えます。

保証書の有無で、買取価格は100万円の違い

今回、保証書の有無によって買取価格に最も影響があったは、アンティークのデイトナで、減額幅は100万円（記事公開現在）を超えてきます。
デイトナの取引価格が高い事もありますが、紙の冊子が？と考えると大きな金額です。

この場合の保証書は前述した本物の証明というよりも、存在自体が重要なものになっています。古いモデルは、状態の良さに加えて、捨てられがちな保証書が付属したり、さらに完品ともなると個体数は激減しより希少性が増します。
付属品がついて高額になっても、希少価値が高ければ、コレクターなど買い手は見つかりやすくなります。

流動性が高く、二次流通市場でも人気の高いロレックスは、換金を意識して購入する方が多くいらっしるため、付属品の存在は大切なものになります。

もしロレックス売却の際には、保証書など付属品をお忘れなくお持ちください。　お問合せお待ちいたしております！

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